「…、よぉお前さんって」
「はははははは。どうだ?成功したかね?」
「…、成功?」
「ああ、お前さん…」
「啓太だって」
「ああ、啓太だったな。今日、小児科に行っただろ?そこの医者なんだけどな」
「え?」
ハナシが読み込めない啓太くんは困惑しています。
「なんだ、物分りが悪いなぁ。解りやすく言うと、啓太の体にちょっとした小細工を…」
「こ…小細工?」
「そう、小細工じゃ。その様子では成功したようだな」
「ひ…人の体を…」
その声に反応してリビングにいたお母さんが
「え?啓太の体がどうかしたってぇ?」
「あ…何もないよー」
「…、あらそうなのぉ。何か今回は展開があって面白そうだなと思ってたんだけどな」
「…、え?」
「なんかそっちの方は盛り上がっているようだな」
「誰のせいだと思っているの?」
「まぁまぁ。そう怒りなさんなって。大体は状況を飲み込めたようだな」
「お蔭様でね。で、どーすんのさ、僕の体!」
「啓太、体がどうかしたって?」
「…、ハナシが先に進まないようだな」
「どーするんだよ」
「はははははははははははは。なに、もう次の展開は打ってある。心配するんじゃない」
「え?次の展開」
「ここで今回のハナシを終わらせてもいいんだぞ」
「また、中途半端になるって。次の更新はいつになるのか分からないって言うのに」
「じゃぁ、もうちょっと続けていいんだな?」
「そう言う事になるな」
「じゃぁ、夜半過ぎにお会いしよう」
「ええ?」
「なに心配するな。大丈夫だって、この事は家族にばれないように出来るからって」
「……………」
「ん?なんだ、心配なのか?」
「そんな時間起きれないじゃないかぁ」
「大丈夫だ」
「…、大丈夫なのかなぁ」
「とりあえず、続くぞ」
「……、え?」